潜在意識について

心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる

この言葉は松井秀喜選手の座右の銘と言われています。
松井選手が星稜高校時代に野球部の山下監督からおくられた言葉だそうで、ウィリアム・ジェームズという心理学者の言葉だそうですが、確かな出典先はわかりません。

ウィリアム・ジェームズは心理学者で「積極的によい習慣を作ることで自分を改善する」ということをその著書の中で述べています。哲学者でもあったウィリアム・ジェームズはきっと潜在意識による願いの叶え方を知っていたのでしょう。

潜在意識と顕在意識

私たちは自分の心や体を感知して生きています。この自分の体や心を感知して体験を積み重ねていくことを総じて「意識」と呼んでいます。この意識は潜在意識と顕在意識に分けられます。

顕在意識とは自分が現在考えている意識のことを言います。狭義の意味での意識と呼ばれるものは主にこの顕在意識をさします。
今、この文章を読もうという決定をなしたものが顕在意識です。

顕在意識に対して潜在意識というものがあります。これは無意識ともよばれています。

この無意識を説明するのによく使われるのが、食事や呼吸、自転車に乗ることなどです。これらの行動をいちいち知覚して行っているでしょうか？まさに”無意識”で行っていることと思います。

潜在意識は行動や習慣として刷り込まれたものであり、考えなくても「そうなる」ものなのです。そしてこの潜在意識は、意識全体の90％以上を占めていると言われます。私たちが考えて決定できることって、わずか10％ほどなんですね。

この潜在意識に着目したのがジクムント・フロイトです。とても有名な心理学者ですね。このフロイトが、意識していない意識「潜在意識が意識を決定する上で重要な役目を担っている」と発見しました。

この潜在意意識を「個人的無意識」「集合的無意識」に分けたのがカール・グスタフ・ユングです。潜在意識を生まれてから今までの個人的な経験から構成された個人的無意識と、全ての生命の意識と繋がった集合的無意識とから構成されているとしました。

有名な海に浮かんでいる氷山はこの「個人的無意識」「集合的無意識」を表したもので、海から出ている氷山の一部分が顕在意識、海に沈んでいる潜在意識で、そして海の水によって集合的無意識に全て繋がっているということです。この集合的無意識を使いこなすことができれば、どんな願いも叶うのです。

ここで冒頭の「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」に戻ります。この言葉は習慣が変われば運命を変えることができるという意味でした。
潜在意識に刷り込まれている「そうなる」を変えれば、運命はかえられるのです。

自分の願いを潜在意識に刷り込みさえすれば、いつの間にか「そうなる」のです。

ただ強く願っているだけで潜在意識に願いをすりこむのは難しいです。
例えば宝くじを当てたい！という願いを叶えようとする時、家から一歩も出ずに、宝くじを購入しないで当選しようとするのはまず無理でしょう。

なぜならその状態で潜在意識に「宝くじが当選する」と信じ込ませることが難しいからです。「あなたはこれから家から一歩も出ずに宝くじに当たるでしょう」と言われて、信じることができないのと同じです。

「マーフィーの成功法則」で有名なジョセフ・マーフィーは牧師で自己啓発家でした。彼が潜在意識にハマるきっかけとなったのは青年の時にかかった悪性腫瘍でした。彼はその癌をフィニアス・クインビーの「潜在意識への呼びかけ」という心理療法によって完治させたのです。

マーフィーは潜在意識で願いを叶える方法を、

としています。その他にも「眠りながら巨富を得る」という著書の中で、「無限の知性、無限の知恵、無限の力、無限の愛、それにこの世の中のすべての問題に対する回答が、人間自身の意識の中に閉じ込められている」として潜在意識の利用の仕方を、たくさんの実例とともに紹介しています。

この話だけを聞くとまるで、願えばなんでも手に入る！というように聞こえます。
実際、このマーフィーの成功法則は、その手軽さからか世界中にあっという間に広まりました。

ですが、実際にこの成功法則だけで願いを叶えることはとても難しかったのです。

このサイトでは潜在意識に願いを伝える方法や、願いが叶う願い方、また「潜在意識ちゃんねる」などの「潜在意識で願いが叶った人」の体験や方法をまとめていきます。